●ものすごく腹立ってました・・・が


事の顛末。


<6月18日 12:30>
現地に到着、楽譜を見せてもらう。大体の流れを説明される。


スタッフ「ここはXtimeで行きますから」
俺「Xtimeって何ですか?」
スタッフ「( ゜д゜)・・・・・」
(Xtime:ある区間の繰り返しを、歌手から合図があるまで何度も繰り返すことを言うらしい)


サウンドチェック少しだけ。
ピアニスト「モニター大丈夫ですか?」
俺「モニター・・・(周り見回すがテレビみたいなものはない)・・・って何ですか?」
ピアニスト「( ゜д゜)・・・・・」
(モニター:自分の音が聞こえるように、近くで自分に向けて置かれたスピーカーを指すらしい)



<6月18日 13:30>
本番音出す10秒前
ピアニスト「イントロについて何も聞いてないんですが、コードは何ですか?」
俺「分かりません」
ピアニスト「( ゜д゜)・・・・・」


結局、こんなやりとりがいくつか。
スタッフの皆様やご本人は親切で、非常に対応は良かったです。


件の専属ピアニストさんが(多分徹夜で)楽譜を書きおこしてくれたため、なんとかほぼ初見で乗り切った。
でも一部滅茶苦茶な音書いてあって、弾きながらある程度修正しましたガ!


終了後、同じメンバーで7月に頼まれていたライブを丁重にお断り。
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイボクにはもう無理です。



帰宅後、楽譜を書き起こしてくれたピアニストに電話してお礼を言う。
予想通り、突貫工事でほぼ徹夜で書き起こしてくれたらしい。


依頼元のヴァイオリニストTさんにもメールで報告。
翌日、携帯の留守電に謝罪の電話が入っていた。




さて。
昨日は芸大で7/8の演奏会の合わせをしてたわけだが、そのピアニストより興味深い事を聞いた。
そのお嬢さんは、結構ポピュラー系のお仕事もこなしている。


曰く、2日前に「ボーカル譜にコード書いてあるだけのもの」をもらえれば、まだマシだと言う。当日に貰うことも結構あるそうだ。
そして楽譜が「ボーカル譜にコード書いてあるだけのもの」しかない、というのは、バンドの世界では「当たり前」らしい。
うわぁ・・・そっちの世界っていいかげ、いや、大変なんだなぁ。



そう考えれば、問題なのはあちらではなく、むしろこちらなのである。
突然、徹夜で楽譜を起こさねばならなくなった専属ピアニストなんて、さぞかし災難だったであろう。



結局、あちらの常識は、こちらの認識からかけ離れすぎていた。
まさに、相撲取りが予備知識なしでムエタイの大会に出るようなものだったのだ。
無知過ぎた俺にも非がないとは言えない。


正直良い勉強になった。
相手先には「申し訳ない」としか言いようがない。




>新HW君、君も恨むよ。
本人からも電話貰っているし、コレに関してちょっと説明させてもらおう。
「恨んでいるよ」じゃなくて、「恨むよ」だから、ダーイジョーブ「まだ」恨んでナーイ(ぉぃ


人を紹介するのって難しいんだよなぁ。今回の件は結果、新HW君にも迷惑をかけたことになる。
で、別に奴との関係は悪化してはいませんので、念の為。>岐阜の某弁護士殿



しかしこう考えると、まにょっ氏や片霧さんのお仕事の時にもさぞかし迷惑かけてたんだろうなぁ、と今頃になって認識。


コードくらい、ちったぁ読めるようになるべきなんかなぁ。